
目次
東京都内には、さまざまな地域があり、それぞれの場所で民泊が行われています。これから都内で民泊を始めるならば、エリアを選定がとても大切です。そこで、都内の民泊おすすめエリアを3つ選びました。それぞれのおすすめ地域について解説します。
民泊物件を探す際の確認ポイント
民泊物件を探す際には収益性を意識することが大切です。高い収益性を上げられる要素が揃っていれば、実際に民泊を始めれば多くの収益を得られるでしょう。都内には、多くの民泊物件が存在しています。その中から、収益性の高い物件を見つけるためには、後述する確認ポイントに注目することが大切です。どういったポイントを意識するべきか解説しましょう。
交通の便がよい
利用者にとって利便性が高い立地にあることは重要です。交通の便のよい立地にある物件であれば、多くの人が利用する可能性が高いでしょう。物件のすぐ近くに駅があることが望ましいです。たとえ、近くに人気のスポットがなかったとしても、電車でアクセスしやすい立地であれば、民泊物件として好ましい環境といえます。逆に最寄り駅から遠いところにある物件は、アクセスしにくいため、なかなか利用者を増やすことができないでしょう。都内の主要駅付近にある物件はおすすめです。
たくさんの路線が乗り入れている駅の近くならば、どんな行き先にも対応することができます。複数の駅や路線を徒歩圏内で利用できれば、とても便利です。また、外国人観光客は飛行機で日本にやって来るため、空港へのアクセスがよい立地もチェックしましょう。
人気スポットが近くにあるか
民泊を利用する人の多くは観光客です。そのため、観光地として人気の高いスポットの近くに民泊物件があれば、利用される可能性が一気に高くなります。近くに人気のスポットがあるならば、民泊物件をアピールしやすくなるでしょう。
人気のスポットへ気軽にアクセスできることをアピールすることで、集客力を高めることができます。観光地まで歩いてすぐにアクセスできる場所が望ましいです。また、電車で1駅や2駅程度で人気のスポットまで行けるような立地でも、十分高い集客力を期待できるでしょう。
民泊物件数
そのエリアにどのくらいの数の民泊物件があるのかも重要です。たとえば、民泊物件がたくさんあるエリアだと、ライバルが多いため、競争に勝つ必要があります。ほかの物件よりも魅力的なポイントがあればよいのですが、そうでないならば競争に負けてしまうでしょう。
たとえば、物件数が多いと、民泊物件のサイトで検索しても上位に表示されなければ、集客力が低くなります。それならば、ライバルとなる民泊物件が少なくて、それなりに集客力を期待できる立地を選ぶという方法もあります。民泊物件の実施要件が厳しい自治体だと、物件の数が少なくなるため、逆に狙い目となるかもしれません。
家賃相場
民泊物件の宿泊料金は、その地域の家賃相場の影響を強く受けます。家賃相場の高いエリアであれば、民泊物件の宿泊料金も高くなるものです。これは家賃相場の高い場所にある物件を手に入れるために多額のお金がかかるからです。
賃貸で民泊物件を始める場合は、毎月の賃料がかなり高くなることが多いため、宿泊料金を高く設定しないと採算が取れなくなります。特に東京は家賃相場が高いエリアが多いため注意しましょう。
インバウンド需要
民泊の利用者のうち、日本人が13,840人(16.6%)、外国人が69,394人(83.4%)となっており全体の80%以上は外国人による利用でありことがわかります。(参照: 観光庁「住宅宿泊事業の宿泊実績について」) そこで、インバウンド需要の高い立地であるかどうかが重要となります。外国人にとって魅力的な立地にある民泊物件であれば、旅行利用される可能性は高くなるでしょう。
物件の賃料
賃貸物件を借りて民泊を始めるのであれば、できるだけ賃料が安くなることが望ましいです。一般的に賃料の安い物件というのは、誰も利用したがらないところが多いです。ただし、民泊の場合は、賃貸を借りてそこで生活をしたい人と利用者の傾向は異なります。
たとえば、ラブホテル街が近くにあるような賃貸物件は、普通に生活する場としては避けたい人が多いかもしれません。しかし、民泊として数日宿泊するために利用する人にとっては、近くにラブホテル街があっても、すぐそばにパチンコ屋があったとしても、あまり気にしないでしょう。
賃貸物件として悪条件の揃っている物件であっても、民泊物件としては利用価値が高いケースがあります。そのような物件を借りて民泊ができるならば、賃料を抑えることができるため、収益性が上がるでしょう。
都内で民泊を始めるなら一軒家?マンション?
物件選びは、民泊ビジネスの成功を決めるといっても過言でないほど重要なことです。一軒家とマンションのどちらが良いか悩ましいですが、それぞれにメリットがあります。ここでは、それぞれのメリットについてご紹介します。ご自身の予算や条件と照らし合わせながらベストな物件を探してください。
一軒家で民泊を行うメリット
一軒家で民泊を行うメリットは3つあります。まずは、一軒家はマンションと比べて部屋数が多いため、大人数の宿泊者に対応できるという点です。一度に大人数が宿泊することで、泊あたりの単価を上げて、回の売り上げを大きくすることが可能になります。
2つ目は、マンションに比べて騒音などのクレームが少ない点です。家と家の距離が物理的に離れているため、騒音が起こりづらくなります。残念ながら、騒音問題は民泊ビジネスを行っているとよくある問題の1つです。マンションで騒音問題が発生すると、防音工事など余計なコストがかかることもありえます。
そして3つ目は、チェックイン時に使用するスマートロックや監視カメラなどの設備が導入しやすい点です。一軒家はマンションと異なり、画一化されていません。そのため、新しい設備を導入したり、リノベーションをしたりと工夫がしやすいです。
マンションで民泊を行うメリット
マンションで民泊を行うメリットも3つあります。まずは、都内であっても物件が探しやすい点です。平成30年に行われた「住宅・土地統計調査」によると、全国の戸建てとマンションの割合はそれぞれ81.4%と17.4%となっています。そして、首都圏ではその割合が66.16%と32.51%となっており、全国平均と比べ、マンションの割合が高いです。
参考URL:平成30年住宅・住宅土地統計調査
2つ目は、1名利用の宿泊者も受け入れられるという点です。マンションは一軒家と比べると小さくコンパクトであるため、少人数または1名の宿泊者に向いているという特徴があります。
そして、3つ目は清掃や管理、メンテナンスに掛かる手間やコストが一軒家よりも抑えられる点です。マンションは一軒家と異なり、廊下や駐車場などの共有部分があります。そのため、共有部分の管理やメンテナンスは不要です。
東京で民泊をするならおすすめの3地域
これから東京で民泊を始めるならば、どの地域にするのか選ばなければいけません。そこで、東京にある地域のなかから民泊をするのにおすすめのエリアについて3つ紹介しましょう。
新宿区
新宿区は海外でも有名であり、メディアで取り上げられる機会が多く、新宿に訪れたいという人はたくさんいます。そのため、新宿区で民泊を始めれば高い稼働率をキープしやすくなるでしょう。人気の高いスポットがたくさんあり、グルメスポットも充実していて、新宿駅は都内各所へのアクセスに優れていて便利であり、新宿は立地環境にとても恵まれています。
特に人気の高いエリアとして、歌舞伎町や東新宿近辺はおすすめです。賃料は比較的高い傾向にあるのですが、集客力に優れているため、高い売上をキープしやすいでしょう。特に、四谷や落合、中野といったエリアは人気のエリアです。
また、条例により制限区域の定めがあるため、注意が必要です。
渋谷区
渋谷区も外国人から人気の高いエリアとなっています。たとえば、スクランブル交差点を歩いてみると、外国人観光客の姿がとても目立ちます。家賃相場は高いのですが、渋谷区であれば高い稼働率を維持しやすく、民泊に適した立地といえるでしょう。
また、渋谷区には雑貨やアパレルなどの会社がたくさんあって、ビジネスのために渋谷に訪れて民泊で宿泊していくという人もいます。そのような需要に応えられる1Kタイプの物件は意外な需要があるため注目しましょう。渋谷のなかでも代官山や恵比寿あたりは特に人気が高いです。
ただし、民泊禁止の地域もあるため、その点には注意が必要です。
台東区
こちらは外国人観光客から人気の高いエリアです。浅草や上野周辺には、毎日のように多くの外国人観光客で賑わっています。浅草寺や雷門、上野動物園、東京スカイツリーといった魅力的な観光スポットが集まっている場所です。台東区は都内のなかでは比較的家賃相場が安いのが特徴であり、それにもかかわらず宿泊単価はそれほど低くないため、高収益を実現しやすいです。また、日暮里駅には成田スカイアクセス線があり、成田空港を行き来する外国人観光客が訪れやすいため、日暮里周辺の物件は高い収益率を期待できます。
ただし、管理者が常駐しない家主不在型民泊の場合では土日の営業しかできないなどの制約があります。申請内容が他とは異なるので、申請する際には事前に注意が必要となります。
墨田区
墨田区で民泊ビジネスを行うメリットは2つあります。まずは観光スポットに近いという点です。墨田区には東京スカイツリー、江戸東京博物館、そして両国国技館など、国内旅行者だけでなく、海外からの旅行者を魅了する観光スポットが数多くあります。つまり、旅行客からの民泊に対する需要が高いエリアであると言えます。
そして2つ目は、民泊の許可を取りやすい点です。民泊の運営に関しては、各都道府県や市町村の条例で定められています。それぞれの地域や地方で事情が異なるため、地域によって民泊運営の許可の難易度が大きく異なるのです。しかし、都内全体で見ると、墨田区は民泊の許可を取りやすいエリアとなっています。
東京都内の民泊物件を探せるおすすめサイト
都内で民泊を始めるならば、それにふさわしい物件を探さなければいけません。そこで、都内の民泊物件を探すことができるおすすめのサイトを3つ紹介しましょう。
民泊物件.com
民泊物件を扱うサイトとしては、国内最大級の規模です。これまでに1万件以上もの物件を扱ってきた実績があります。民泊で利用できる転貸許可が出ている物件のみを扱っています。シミュレーションレポートをチェックすることができ、これによって物件の収益性を判断することが可能です。フリープランと月額980円のプレミアムプランが用意されています。フリープランでは、民泊物件の閲覧や問い合わせ、希望物件のメール配信、物件の提案を受けられます。プレミアムプランでは、物件ごとに詳細住所を表示することができ、シミュレーションレポートもチェックできるようになります。こちらでしか扱われていない会員限定の物件も多数用意されているのが特徴です。
また、おすすめの民泊関連セミナーや民泊関連サービスの情報提供も行っているため、これから民泊をする人は役立つ情報を得られるでしょう。全国各地の物件が扱われていて、東京23区の物件情報も充実しています。
みんぱーく
民泊できる物件のみを専門的に取り扱っているサイトです。すでに民泊運営許可が出ている物件情報を提供しています。高収益を見込むことができる物件が多いです。オーナーによって転貸の許可が出ている物件だけではなく、民泊できる売買物件の紹介も行っています。自分で所有する物件で民泊を始めたい人にもおすすめできるサイトです。物件を購入してからリフォームをして民泊を始めることもできます。
こちらで紹介されている物件情報には、予想収入が記載されています。民泊のプロによる精度の高い予想が掲載されていて、物件選びの参考になるでしょう。民泊運営についてのアドバイスも受けられます。民泊コンサルティングをしてきた経験のあるメンバーが揃っていて、効果的な助言をもらえます。たとえば、インテリアの配置から最大収容人数の決定、運営開始後の注意点などさまざまな点についてのアドバイスをしてくれます。運営代行会社や清掃会社の紹介をしてもらうこともできます。
MINCOLLE(ミンコレ)
転貸可能な物件を専門的に扱っているサイトです。オーナーから承諾を得ている物件を多数掲載しています。都内の物件情報が豊富であり、民泊に最適な要素の揃った物件を見つけられるでしょう。民泊のためのトータルサポートを実施しているのも大きな特徴です。初めて民泊の経営に挑戦する人は、気軽に相談することができ、効果的なアドバイスをもらえるでしょう。また、民泊運営を行ううえで役立つ情報を提供しているコラムも掲載されています。
Plays.Inc(プレイズ)
また、弊社においても民泊物件をご紹介しております。民泊物件の開発、管理、清掃までトータルサポートをさせていただいておりますので、上記リンクより興味のある物件を見かけた際には、弊社へのご相談をお待ちしております。
さいごに
本記事では、都内で民泊をするのにおすすめな地域を3つまとめました。こちらで紹介した地域以外にも、都内には民泊をするのに適した地域はたくさんあります。民泊物件を扱ったサイトも紹介しているため、そちらを活用して収益性の高い物件を見つけましょう。
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