
皆さんはAirbnbの手数料が以前と変わっていることはご存じでしょうか?実はAirbnbのホスト手数料が2020年12月に15%に上がりました。今回にこの件について話したいと思います。
Airbnb手数料が3%から15%に
従来Airbnbの手数料はホスト側3%、ゲスト側が14.2%負担するという分担型システムでした。この分担型に対して、Airbnbはサービス手数料をホスト側が全額負担する固定型手数料を導入しました。この背景にはゲスト側に手数料免除することで予約獲得率をアップするという目論見があったようです。
この固定型ホストサービス手数料は15%となり、ホスト側の手数料が12%アップするという結果となりました。2020年12月まではホスト側は分担型と固定型のどちらかを選ぶことができましたが、2020年12月7日以降は一部ホストは強制的に固定型の手数料を支払うこととなりました。
システム連携をしているホストは15%
ホストが外部ソフトウェアを利用している場合は分担型と固定型の選択ができず、強制的に固定型手数料の15%を支払う形となりました。この外部ソフトウェアとはホテルや民泊運営代行業者がよく使っているサイトコントローラーを含みます。
Airbnb以外のサイトで同時募集をしている場合はこういったシステム使用はほぼ必須なので、必然的にホテルや民泊運営代行業者は固定型の15%を支払う結果となりました。
他サイトの手数料と比較
いままで3%だった手数料が15%に増えるというのはかなり大幅な値上げと感じるでしょう。しかしながら業界全体で見るとゲストから手数料を徴収するサイトは珍しく、ほとんどがホスト側から徴収しています。知名度が高い次の4サイトを比較対象として紹介します。
- Booking.com:12%(ホスト側負担)
- Agoda:12%(ホスト側負担)
- エクスペディア:15%(ホスト側負担)
- Ctrip:15%(ホスト側負担)
上記からわかる通りほとんどのサイトがホスト側から手数料を徴収しており、金額も市場相場と同じくらいです。
必要に応じて募集単価を上げよう
手数料が上がったということは今までと同じ単価で募集をしていた場合、手残り分が少なくなってしまうということです。例えば1泊10,000円で募集していた場合、以前は手数料3%差し引いて9,700円が入ってくる計算でしたが今は15%を差し引いて8,500円となります。以前と同じ9,700円を手に入れるには募集単価を11,442円にしなければなりません。但し募集単価を上げる場合は必ず近隣の物件単価を調べて相場に対して高すぎないように気をつけましょう。