
アドレスホッパーとは!?
アドレスホッパーとは、近年流行っているアドレス(「住所」の意)をホッピングする(「転々とする」の意)人を指し、定住する家を持たずに移動しながら生活を送る生き方を実践する個人を意味します。また、各地を転々と移動しつつも、それぞれが定職を持ちつつ活動しることが特徴です。
アドレスホッパーはどのような場所に住むのか!?
アドレスホッパーが普及した背景には、どこにいても簡単に住む場所が変えられるようになった現代社会が起因しています。特にテクノロジーの発達により可能になっています。アドレスホッパーは以下のようなサービスを利用することで場所を転々と移動しています。
施設① : ホテル・旅館
アドレスホッパーは、ホテル・旅館と言った従来から親しまれてきた宿泊施設を利用します。料金帯が割高になりやすいのがネックですが、どこに宿泊しても安定の衛生環境と施設・設備があるのが魅力です。
施設② : 民泊
一般民家で運営されているのが特徴的な「民泊」は、「ホテル・旅館」に比べ、割安であり、自宅に近い感覚があり、よりリラックスできる空間であると言えます。
物件によって施設の質が左右されますが、コンセプト民泊など楽しい物件も増えてきているため、自分にあった物件を探すこともできます。
施設③ : シェアハウス
アドレスホッパーがシェアハウスを利用することもあります。ただし、シェアハウスの場合には、最低入居期間を3ヶ月以上としている物件が多く、他場所に移動しづらくなる点があり、他の施設よりも自由度が低いかもしれません。
施設④ : サブスクリプション型住居サービス
最近流行りのサブスクリプション型の住居サービスも頻繁に利用されます。サブスクリプション型住居サービスの特徴としては、月額固定料金を支払うことで、提携している物件を自由に利用できるというサービスであり、多くのサービスが利用されています。
代表的なサブスクリプション型住居サービスは以下のサービスです。
サービス①:ADDress(月4万円で全国住み放題)
アドレスホッパーという生き方がここまでメジャーになってきたのは、サブスク型住居サービスのADDressが利用されるようになってきたことに起因します。
ADDressで掲載される物件は空き家や空き別荘をリノベーションした家があり、通常の家とは異なった経験が可能となります。アドレスホッパーという生き方の浸透とともにこれからも広く利用されるであろうサービスです。
サービス②:クロスハウス
株式会社クロスハウスによって運営される「サブスクリプション(定額)型住居サービス」である「クロスハウス」が有名です。クロスハウス社が運営する物件の中であれば、どの物件でも移動が無料となるコリビング(共有住居空間)サービスの提供を行なっています。物件の場所は関東が中心となっており、都市部で移動するアドレスホッパーを主なターゲットとしています。
サービス③:Hostel Life
株式会社Little Japanが運営する「Hostel Life」というサービスです。
月1.5万円の手頃な値段でホステルパスというホステル認証がされたホステルに自由に宿泊できるサービスとなります。参加ホステルが、首都圏だけでなく全国にあることが特徴です。
アドレスホッパーのメリット・デメリット
では、アドレスホッパーのメリット・デメリットについて説明していきます。
アドレスホッパーのメリット
アドレスホッパーとして生活するメリットには以下のようなものがあります。
メリット1: 生活にかかる固定費を削減できる
アドレスホッパーであれば、定住する住居も車も持たないわけですから、以下の固定費を削減することができます。
・家の家賃
・水道光熱費
・車の維持/管理費
固定費が削減できるのならば、これらで浮いたお金を別のことに利用することも可能です。
メリット2: 所有物が少なく身軽になれる
アドレスホッパーであれば、余分な所有物を持たなくて良いため、常に身軽でいれます。多くのアドレスホッパーはバックパック1つで行動することが多いです。所有するものが少なく身軽であるということは、心の負担も少なく常にスッキリした自分でいれることは大きなメリットです。
メリット3: 価値観を広げることができる
アドレスホッパーはシェアハウスや民泊に滞在することから、一般賃貸に住んでいた時とは全く異なった生活スタイルを体感することになります。
シェアハウスであれば同居人との交流、民泊であれば民泊ホストとの交流からたくさんの人との交流が生まれ、自身の価値観を広げることが可能です。
アドレスホッパーのデメリット
一方で、アドレスホッパーとして生活するデメリットには以下のようなものがあります。
メリット1: 常に留まる場所を探さなければならない
アドレスホッパーは、住居を持ちませんから、毎日宿泊場所を探さなければなりません。これが逆に楽しいわけですが、訪れる地域によっては、宿泊場所を見つけることが困難な場所も存在します。宿泊場所が見つからない時はややストレスを感じることもあるかもしれません。
メリット2: 体力がないと難しい
アドレスホッパーは、毎日日本(もしくは世界)各地を巡りますし、いつもと違う環境に順応することは逆にストレスを感じることもあるかもしれません。
宿泊場所の騒音がすごかったり、ベッドが硬すぎたり、においが気になったりと自分の慣れ親しんだ環境に順応しづらい人にはオススメできません。
メリット3: 社会的信用を得づらい
アドレスホッパーの住民票を実家の地域で登録する人は多いですが、実家が地方にあったりするとやや不自然です。就職・転職活動時に少し苦労するかもしれません。
利用者の特性を理解して民泊を活用してもらおう!!
本記事では、新しい生き方として台頭しているアドレスホッパーの概要とアドレスホッパーの民泊利用状況について説明しました。観光目的ではなく、住居としての民泊の利用は進んでおり、幅広いユーザーを集客するために受け入れ側も仕組みを構築することが大切です。
株式会社プレイズでは、住宅宿泊管理業者として首都圏を中心に豊富な管理実績を保有しております。これから民泊を始めたいけれど何から始めればいいかわからないという方はお気軽にお問い合わせください。