民泊におけるサイトコントローラーとは!? 導入のメリット・選び方について解説

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民泊におけるサイトコントローラーとは!? 導入のメリット・選び方について解説
これから民泊を始めるのであれば、集客のために複数のOTAを利用するでしょう。複数のOTAを管理するためには、サイトコントローラーの活用がおすすめです。そこで本記事では、サイトコントローラーのメリット、選び方、代表的な製品について説明いたします。

サイトコントローラーとは!?


AirbnbやBooking.comなどの複数OTAを同時運用するためには、サイトコントローラーを使うことがおすすめです。おすすめというより必須のツールと考えても差し支えありません。

では、サイトコントローラーとはいったいどういったものかについて簡単に説明しますと、Airbnb、Booking.com、楽天トラベル、じゃらんといった多くの宿泊予約サイトの管理画面を一つの予約管理画面にまとめるツールです。

民泊の管理者は、パソコン、タブレット、スマートフォンからサイトコントローラーを使うことが可能です。サイトコントローラーの主機能は、「予約管理」、「料金設定」、「データの分析」となります。これらの機能を活用することで効果的な民泊運営が可能となります。

サイトコントローラーのメリット


サイトコントローラーが、どういったものかについて確認したところで、サイトコントローラーのメリットについて説明します。唯一のデメリットは、外部ツールに依存するためサイトコントローラーのサーバーが停止した際に、OTAのリスティング管理の生産性が一気に落ちるぐらいでしょう。

メリット1: コスト削減

サイトコントローラーが対応している宿泊予約サイトを一括で管理することができるので、集客や予約対応をまとめて行うことができます。そのため、宿泊予約サイトの管理画面に入って調整する必要が無い分の手間がなくなります。

メリット2: ダブルブッキング防止

ひとつの宿泊予約サイトに予約が入ると連動して、他の部屋の予約ができなくなるため、ダブルブッキング(異なるOTAに登録している部屋の予約が重複発生すること)を未然に防ぐことができます。

メリット3: 価格調整

空室状況に応じた価格を手動で調整することができます。また、直近の日程で空室が多ければ値下げしたり、逆に空室が少なくなっている場合は値上げをするなど、事前に料金調整ルールを設定することができので、それに適用した販売価格を自動で調整することもできます。

サイトコントローラーの選び方


サイトコントローラーを選びたいけれど、数が多すぎて選ぶのが難しいのではないでしょうか。サイトコントローラーを選ぶ際に最も重要なことは、対象予約サイトに自社が使っている・使いたい予約サイトに対応しているかということです。その他にも確認すべき点がいくつかあるので確認していきましょう。

ポイント1: 対象サイト

サイトコントローラーによって、対応している宿泊予約サイトは異なります。自社で扱っているサイト、扱いたいサイトを把握した上で、すべて満たしているものから選ぶようにしましょう。

ポイント2: 料金

初期費用と月間システム利用料を確認して、予算の範囲内であるかを確認しましょう。便利でも高すぎて採算があわなくなってしまうということがないようにしましょう。また、詳細はサービス会社に問い合わせをして漏れのないようにチェックしてください。

ポイント3: サポート体制

使いやすいと思って導入した結果、使い方がそもそもわからない。そこで質問をしたいといったときにサポートは対応されているのかを確認することが大事です。
一度導入すると、簡単には切り替えないかと思いますのでサポート内容、対応時間等
しっかり確認しましょう。

代表的なサイトコントローラー5選

サイトコントローラーは数多くありますが、その中からプレイズがおすすめするシステムを紹介します。サイトコントローラーを検討されている方は参考にしてみてください。

おすすめ1: 手間いらず


手間いらず株式会社が提供しています。国内、国外の大手宿泊予約サイトから自社の予約システムまたは高級宿を中心としたサイトなど数多くの宿泊予約サイトと連携をしています。多数の宿泊予約サイトと連携しているので、全世界規模でのインバウンド集客が可能です。さらに、手間いらずは「Booking.com」に推奨されているサイトコントローラーです。機能性や利便性を評価されていて、プレミアパートナーに認定されています。

おすすめ2: ねっぱん!サイトコントローラー++


ねっぱん! サイトコントローラー++は、株式会社クリップスが提供するサイトコントローラーです。ねっぱん!サイトコントローラー++とは、業界トップシェアのサイトコントローラー「ねっぱん!」が、2019年7月1日より進化したものになります。

複数の宿泊予約サイトの在庫・料金・予約情報が一括で管理できる業界トップシェアのクラウド型のサイトコントローラーです。今まで、無料だったのが有料に至ったのは宿泊業界の環境変化に対応しサイトコントローラーとしての役割をさらに進化させる必要があり、そのための新機能とサービスが強化された形となります。

おすすめ3: Airhost PMS


Airhost PMSは、株式会社エアホストが提供するサイトコントローラーです。AirHost PMSは、サイトコントローラーとしての機能だけでなく、その他「予約」「問い合わせ」「清掃管理」「会計」などの様々な機能が搭載されています。1ヶ月の無料でのトライアル期間が用意されているのでお試しで使ってみるのもいいでしょう。

おすすめ4: 民泊ダッシュボード


民泊ダッシュボードは、メトロエンジン株式会社が提供するサイトコントローラーです。民泊ダッシュボードは多数の機能があります。自動で定型文によるメッセージ対応が可能な「メトロチャット」、宿泊者名簿を自動作成する「メトロチェックイン」、最適な価格を自動設定する「メトロプライジング」、2014年から保有しているビッグデータ「メトロデータ」、清掃のスケジュール管理ができる「メトロクリーニング」、スマートロックと連携する「Iot管理」があります。

おすすめ5: らく通with


らく通withは、鉄道情報システム株式会社が提供するサイトコントローラーです。「みどりの窓口」の端末で培った技術とノウハウを活用されています。

月額固定料金サービスとなるので、予約数を気にする必要がなく、らく通with、らく通with 旅行会社版、らく通with 予約サイト版の3つのプランの中から選択することができます。Airbnbとの連携も開始し、今後も機能強化が見込まれています。

サイトコントローラーを導入して効果的な民泊運営を目指す!!

サイトコントローラーを導入することで、宿泊予約サイトの空室満室の調整をシステムに任せることができます。ダブルブッキングの心配がなくなったぶん、さらに付加価値の高い業務にリソースを集中することが可能です。今回紹介したサイトコントローラー以外にも数多くのものがありますので、自社の物件や環境に適したサイトコントローラーを導入しましょう。

株式会社プレイズは、住宅宿泊管理業者として東京都を中心に豊富な民泊管理実績を保有しております。これから民泊を始めたいけれど何から始めればいいのかわからないという場合には、お気軽にお問い合わせください。