民泊運営に最適なスマートロックデバイスとは!? 概要、メリット、代表的な事業者を説明

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民泊運営に最適なスマートロックデバイスとは!? 概要、メリット、代表的な事業者を説明

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民泊の営業を始める際には、考えておくべきことがたくさんあります。その1つがチェックイン時の鍵の受け渡しです。利用者に対して鍵を受け渡すための方法を考えなければいけません。できるだけトラブルのない方法を用意しておかないと後で問題が発生する可能性が高いです。そこで、おすすめする方法がスマートロックデバイスを活用することです。この記事では、スマートロックデバイスの概要やメリット、主な事業者について説明しましょう。スマートロックデバイスを上手く活用することができれば、民泊経営のリスクを下げて、安心して運営できるようになります。

民泊に役立つスマートロックデバイスとは!?


民泊では利用者に対して鍵の受け渡しをする必要があります。たとえば、オーナーが直接利用者と対面して鍵を渡すという方法です。しかし、これではとても手間がかかってしまうでしょう。セキュリティ的なことを考えれば、直接手渡しすることが原則となるのですが、そのための業務の手間を考えると、悩みどころとなります。

そこで、便利な方法としてスマートロックデバイスがあります。こちらはスマートフォンによって鍵の開け閉めができるシステムのことです。いわゆるIoTデバイスと呼ばれるものです。ネットワークやクラウド環境によって制御できるのがIoTデバイスであり、今では鍵にも応用されています。パスワード管理、あるいはWebやアプリによる管理ができます。これによって、直接鍵の受け渡しをしなくても、パスワードやアプリなどで利用者が鍵の開け閉めをできるシステムが実現するのです。そうすれば、物理的な鍵を扱う必要がなくなるでしょう。

民泊にスマートロックデバイスを活用するメリットは何なのか!?


民泊でスマートロックデバイスを活用することによって、さまざまなメリットがあります。鍵の受け渡しにおいて生じるたくさんの問題を解決することができるのです。それでは、スマートロックデバイスを取り入れるメリットについて紹介しましょう。

その1: 鍵の紛失を防げる

民泊のゲストに鍵を渡すと、鍵が紛失してしまうリスクが生じます。ゲストが鍵を失くしてしまうと、さまざまなデメリットが生じるでしょう。ゲストに鍵を探してもらうことになるのですが、見つかるとは限りません。その場合は、鍵屋を呼んで鍵を開けてもらわなければいけません。また、鍵を紛失したことによる損害についてゲストに請求する必要もあるでしょう。しかし、ゲストが損害請求に応じてくれるとは限りません。そこでも、トラブルが生じてしまう可能性があり、オーナーは対応に追われることになります。こういった問題を避けることができるのがスマートロックデバイスのメリットです。 物理的な鍵の受け渡しを最初からしないため、鍵が紛失する可能性がなくなります。

その2: オーナーの手間を省ける

スマートロックデバイスを導入することで、オーナーは鍵の手渡しをする必要がなくなります。ゲストがチェックインするために必要なものは基本的にパスワードだけです。事前にメールなどでゲストにパスワードを伝えれば、後は何もする必要がありません。当日に鍵の案内をする必要はなく、ゲストにとってもオーナーにとっても手間を省くことができて便利です。パスワードを送るときのメールの文章はテンプレート化しておけば、メールの文章を作成する手間も省けるでしょう。このようにオーナーがしなければいけない手間を大幅に省くことができるのがスマートロックデバイスです。鍵を回収する必要もなく、パスワードは毎回変更することが可能なため、セキュリティ的にも問題ありません。

その3: ゲストの状況をリアルタイムで把握できる

スマートロックデバイスでは、鍵の使用状況をリアルタイムで把握することが可能です。インターネットにつながっていて、鍵の解錠や施錠が起きた時間が記録されます。たとえば、鍵が解錠されたときにオーナーに通知のメールを送るということもできるのです。これによって、ゲストが無事到着したかどうかをリアルタイムで知ることができます。民泊施設から遠く離れた場所にいたとしても、鍵の状況について把握できるためとても便利です。たとえば、パスワードの有効期限を簡単に変更することもできます。ゲストの予定が変わったときにも、設定を変更すればよいため、簡単に対応できるでしょう。場所や時間に左右されずに鍵の管理ができるのが、スマートロックデバイスのメリットです。

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スマートロックデバイスを選ぶ際に考慮したいポイント

スマートロックデバイスを選ぶ際に考慮したいポイントは次の3つです。

  • 解除方式
  • 設置方式
  • 機能の範囲

スマートロックはスマホなどのデバイスで施錠を行いますが、どの範囲まで対応できるかという点に注目して選ぶと業務の効率化につながるでしょう。スマートロックデバイスの導入を考えている方は参考にしてみてください。

解錠方式

スマートロックデバイスの解除方式は次の3つです。解除方式は宿泊者の客層や民泊の営業体制によって選びましょう。

  • 暗証番号
  • ICカード
  • スマホのアプリ

暗証番号は予約を確定した際に送るメールなどに添付して宿泊者に知らせます。宿泊当日に暗証番号が分かっていればいいので、予約したデバイスを持ち込む必要はありません。

 

ICカードは受け渡しの手間が生じます。しかし、電子機器に苦手意識がある方やスマホを持っていない方でも利用できるので、宿泊者の増加が見込めることが魅力です。

スマホのアプリは専用のアプリを利用して、GPSやBluetoothで解除します。スマホを使い慣れている方は問題ありませんが、アプリを入れる手間やダウンロードの容量が必要なので敬遠される場合もあります。

設置方式

スマートロックの多くは既存の錠前を利用して取り付けできます。鍵本体を貼りつけるだけの設置方式は簡単に取り外し可能ですが、衝撃に弱いことがデメリットです。取り付け費用もほぼかからないので、スマートロックを試してみたいという方におすすめです。

一方で、取り付け工事が必要なスマートロックは費用と時間がかかり簡単に取り外しできませんが、耐久性に優れているというメリットがあります。1か所ごとに費用がかかることが多いので、民泊のための部屋が多いという施設には負担が大きいかもしれません。しかし、スマートロックでの運営が確定している方や、壊れては困るという方にはおすすめです。

機能の範囲

スマートロックを選ぶ際は、導入することでどれだけ業務を効率化できるかということをチェックしましょう。スマートロックデバイスには鍵の開錠だけではなく、ハウスルールのお知らせや宿泊者の個人情報を保存する宿泊管理ができるものもあります。

予約管理のような他のシステムと連携できるものもあるので、効率化したい業務を考えて選んでください。チェックインを完全に無人化したい方は、暗証番号の発行や本人確認ができるデバイスを選ぶとよいでしょう。ハウスルールは徹底したいから顔を見て伝えたいという方は最低限の機能があれば十分ではないでしょうか。スマートロックデバイスを選ぶ際は対応できる機能の範囲を確認して比較してください。

スマートロックデバイスの代表的な事業者とは!?おすすめ5社を比較!

スマートロックデバイスを利用するためには、そのサービスを提供する事業者と契約する必要があります。ただし、たくさんの事業者が存在するため、どの業者を利用すればいいのか悩んでしまう人は多いでしょう。そこで、スマートロックデバイスの主な事業者について紹介します。事業者選びの参考にしてください。

事業者1 : リモートロック(Remote LOCK)

リモートロック(Remote LOCK)では、入室管理からセキュリティ管理まですべてをオンラインで可能にするデバイスを提供しています。鍵にかかわる業務をすべてIT化することができるのが特徴です。パスワードを伝えるだけでいいため鍵に対応する時間を最小化できます。

テンキー形式によるデバイスとなっているため、アプリを用意する必要はありません。鍵はもちろん、スマホを持ち歩かなくても解錠や施錠ができるのです。すべてのドアについて1つのシステムで一元管理することが可能です。あらゆるドアについてアクセスを遠隔地からコントロールすることができます。複数の拠点も1つのシステムで管理を集約できるシステムです。スマートロックはAirbnbのグローバルパートナーとなっているため、民泊に活用したい人は安心して使えるでしょう。さまざまな製品が用意されていて、既存の物件のドアに取り付けやすくなっているため、利用しやすいです。これまでに豊富な導入実績があるため、とても信頼されています。

弊社の管理物件においてもリモートロック製品を導入している事例もあります。
リモートロック社事例ページ

事業者2 : インテリジェントホーム
インテリジェントホームでは民泊事業者のためにスマートロックを提案しています。運営の効率化やコスト削減に効果的なシステムを提供していて信頼されている事業者です。オートロックに対応しているため、ゲストが部屋を出るときに施錠する手間を省くことができ、トラブルを未然に防げます。

電池寿命は約1年間となっているため、頻繁に電池の交換をする必要がありません。解錠方法は暗証番号とカード、遠隔解錠という3つの方法を用意しています。暗証番号は4~10桁まで設定できるため、それぞれが管理しやすいものにできます。サムターンを交換して取り付ける本格錠タイプなのですが、取り付けは比較的容易です。

さまざまなメーカーの錠前に対応しているため、既存の錠前に取り付けられる可能性は高いでしょう。国内では数千台もの設置実績があります。民泊物件に設置した実績もたくさんあるため、安心して利用できます。クラウド対応していて、便利に管理できるでしょう。

事業者3 : 株式会社ユーエムイー

株式会社ユーエムイーではリンキーというスマートロック製品を提案しています。スマホやアプリを使うことなく暗証番号のみで鍵を発行して解錠や施錠できるシステムです。ドアの穴あけ工事をする必要がないのがメリットです。

タッチパネル式であり、ネットに接続することができ、遠隔で部屋の管理ができる製品です。見た目はとてもスタイリッシュであり、どのようなドアにも調和します。複数の民泊物件を一括管理することができ、運営の最適化を実現できるでしょう。暗証番号は4桁から12桁まで自由に登録することができます。

鍵は時間管理することができるため、チェックインやチェックアウトの対応は不用です。防犯機能も充実しているのがリンキーのメリットです。完全オートロックとなっていて、鍵の施錠をする必要はありません。防犯モードが用意されていて、不審な動きを感知したときにはブザーが作動するようになっています。24時間のコールセンターを用意しているため、まさかのトラブルに迅速に対応することが可能です。

事業者4 : ファミリーネット・ジャパン

ファミリーネット・ジャパンではスマートロックを提供しています。スマートフォンを使うことによって鍵の開閉をすることが可能です。外出先からでも遠隔操作することができるため、利便性が高いのが魅力です。開閉した記録をスマートフォンに通知することができるため、民泊物件の管理に役立ちます。あらゆるドアに取り付けすることが可能であり、設置取り付けについては事業者にすべて任せることができ、自分で作業する必要はありません。

LINEやメールによって鍵をシェアすることができます。期限付きキーの作成にも対応しています。たとえば、利用する曜日や時間を細かく設定することも可能です。複数の物件の鍵を管理することもできます。普通のマンションから民泊物件にまで幅広く導入されているシステムです。複数の民泊物件について鍵の受け渡しを管理することもできます。遠隔コントロールすることができるため、物件から遠く離れた場所でも対応可能です。

事業者5: 株式会社ユーエムイー(L!NKEY)

株式会社ユーエムイーのL!NKEYは、壁の穴あけ不要で手軽に取り付けられるスマートロックデバイスです。暗証番号とICカード2種類の解除方式に対応しているので、スマホなどの端末を持っていない宿泊者でも利用できます。オートロック機能がついており防犯面も安心です。鍵を閉め忘れたという宿泊者の要望にも応える必要がないので、業務の効率化が可能です。

L!NKEYは遠隔での鍵操作、機能の自動送信や安否確認など他のスマートロックデバイスにない機能も搭載されています。24時間対応のコールセンターが用意されているので、万が一の場合にも対応できます。ネットワークにつなげず利用できるプランもあるので、民泊の運営体制によって選べるのも嬉しいポイントです。

スマートロックを活用して効果的な民泊運営を実現しましょう

民泊物件の管理をしているオーナーにとって、鍵の受け渡しの問題は大きな悩みどころといえます。毎回、ゲストに直接鍵を渡して説明するのは負担が大きいからです。鍵の紛失が起きる可能性があり、複製されるリスクも存在します。こういった問題を解決することができるのがスマートロックデバイスです。上手くスマートロックを活用することで、これまでオーナーを悩ませてきたあらゆる問題を解決できるでしょう。鍵の受け渡しをする必要がなくなり、鍵の開閉のチェックもできます。この記事を参考にしてスマートロックの導入を検討してみましょう。

株式会社プレイズは住宅宿泊管理業者として、首都圏を中心に豊富な管理実績を保有しております。また、スマートロックサービスを取り扱う事業者様とも代理店契約を行なっており、民泊の鍵管理に関するノウハウを蓄積しております。本件でお困りの場合には、お気軽にご相談をお待ちしております。

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