AirbnbリスティングがGoogle検索結果に表示される機能について

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AirbnbリスティングがGoogle検索結果に表示される機能について
こんにちは、マーケティング担当の宮田です。ニューヨークのメディア企業であるSkiftが2019年11月22日(金)にリリースした記事にて、AirbnbリスティングがGoogleの検索結果に表示される機能が日本でもリリースされることを発表しました。Googleのホテル検索機能は以前より存在しましたが、民泊検索機能が実装されたことで、既存の民泊オーナーや管理業者にどのようなメリットがあるのか説明したいと思います。

AirbnbリスティングがGoogle検索結果に表示される!?


「民泊 新宿」(英語なら、「vacation rental shinjuju」)と入力すると、上記のようなGoogle内でホテル検索ができる機能が利用できます。ここで、「民泊」タブに切り替えると、対象地域での民泊可能物件が閲覧できます。UIも今流行りの物件リストと地図が半々で表示されるものとなります。

ただし、Airbnbの新宿エリアの全ての物件リスティングが表示されるわけはないようで、Airbnbでも上位のリスティングが表示される仕様であると想定されます(ここはまだ不確か)。

また、Airbnbだけでなく、HomeAwayや旅行口コミサイトであるトリップアドバイザー傘下のholidaylettingsなどのリスティングも表示されています。現状では国内サイトよりグローバルサイトのリスティングが掲載される傾向にあるようです。

Google検索ユーザを獲得できる


通常、民泊を予約したいユーザは、検索エンジンにて「vacation rental in ((エリア名))」もしくは「民泊 ((エリア名))」を入力して宿泊場所を検索することになります。これらのユーザはGoogle検索後に上位表示されたOTAサイトにランディングし、検索した地域内で自身の条件を満たす民泊物件を予約することになります。しかし、Googleでのリスティング検索機能ができることにより既存の民泊事業者はGoogleのリスティング検索機能からユーザを獲得することができるため、新たな集客チャネルを獲得することが期待できます。

もしくは、旅行サイトを検索する際に他のサイトの存在に気づくことで、ユーザの新たな予約サイト発掘を手伝うことになるでしょう。今現在、民泊の稼働率に悩まれている方にとってはユーザ流入の増加が期待できるのでポジティブな機能実装であると言えます。

逆にリスクはあるのか!?

日本の検索結果を見る限り、Airbnb、 Expedia傘下のHomeAwayなどの大手民泊仲介サイトが掲載されています。しかし、Booking.com配下のAgodaなどは掲載を見合わせているようで、まだGoogle検索からの直接流入と、Google検索からAgodaといった間接流入の流入効果を考慮した上で出稿を検討するようです。

さいごに

現在プレイズでは、管理物件のAirbnbリスティング検索上位獲得のためにあらゆる指標を調査している段階です。また、Googleの民泊リスティング表示機能により弊社管理物件にも影響が及ぶことになるので、Googleからの直接検索流入と、Google検索から民泊仲介サイトの経路の間接流入の効果を見てみたいと思います。

プレイズは、住宅宿泊管理業者として首都圏を中心に数多くの民泊物件の管理実績を保有しております。これから民泊を始めたいけれど何から始めたらいいのかわからないという場合には、お気軽にご相談ください。

元記事:
Airbnb Tests Teaming With Google’s Vacation Rental Business in the U.S.