始める前に知りたい!!民泊が抱えるリスクとは!?

民泊
始める前に知りたい!!民泊が抱えるリスクとは!?

民泊は空き家や空きスペースを利用する上では効果的な方法であり注目を集めています。しかし一方で、リスクも抱えています。これから民泊を運営したいという方々や、もうすでに民泊を運営されている方々はこれらのリスクを事前に把握することにより民泊の運営を円滑に行うことができるはずです。そこで本記事では、民泊が内包するリスクについて説明した上でこれらを軽減するために事前にできることについてご説明したいと思います。

民泊が抱えるリスクとは!?

民泊のリスクには、さまざまなものがあり、近隣住民とのトラブルといったコミュニケーションリスク、民泊新法が制定されたばかりということもあり法律上のリスク、また違法な民泊業者に巻き込まれて個人情報が流出するといったようなセキュリティリスクなど数えればキリがありません。民泊が内包するそれぞれのリスクについて以下にて説明していきます。

リスク1: 近隣住民とのトラブル

共有スペースの利用に関するトラブルにも注意が必要です。見晴らしの良い屋上や、バーベキュースペースなどの設備を「ウリ」にしてゲストを募集することもありますが、ゲストの中には外国人やバックパッカーなども多く、深夜までお酒を飲んで騒ぐ人も珍しくありません。ゲストに騒がれると近隣住民から騒音についての苦情が寄せられるリスクがあります。

リスク2: 法律上のリスク

民泊の営業を行うためには、法律の定める通りに事業を行う必要があります。民泊に関する法律としては、民泊新法(住宅宿泊事業法)、特区民泊に基づく認定、旅館業法などの3つの法律が該当します。いずれかの法律に基づいて行う民泊が条件を満たしていない場合には違法民泊と認定され、罰則の対象となりますので気をつけましょう。

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民泊新法の罰則を理解しよう!! 重要ケース12件を紹介

リスク3: 犯罪に巻き込まれるリスク

届出を行わずに行うような民泊をヤミ民泊と呼びますが、このようなヤミ民泊では本来義務付けられる宿泊者の本人確認を行わないことがあり、犯罪者やテロリストの潜伏先として利用されることも大いにあり得ます。その際に危険な犯罪に巻き込まれる可能性も否定できません。

関連ページ:
違法民泊は危険!! 違法民泊の見分け方について徹底解説!!

リスク4: 公衆衛生上のリスク

新法民泊の場合には、旅館業法の旅館やホテルと異なり、厳しい衛生上のルールがありません。外国人が利用する部屋が散らかったままになっていたり、掃除が行き届いてないような状況が常態化することも否めません。このような場合には、部屋内が汚染され感染症が発症するようなリスクも想定されます。

リスク5: 利用者との間で起こり得るリスク

民泊の利用者には外国人も多く、文化や習慣の違いから起こり得るトラブルもあります。室内に置いてある備品やアメニティを必要以上に使用したり、或いは持ち帰ってしまう人もいるようです。

事前に行えるリスクマネジメント

先述したように、民泊にはさまざまなリスクが内包することは事実です。このような状況を事前に防止するために、いくつかできることがあります。以下ご確認ください。

対策1: 事前説明会を必ず実施して近隣の理解を得ること

マンションなどの集合住宅や住宅密集地で民泊を運営する場合には、運営する前に事前周知を行いましょう。そもそも民泊新法でも近隣への事前説明は明記されているので、必ず同意を得てから民泊事業を行うようにしましょう。

対策2: 民泊関連法律を理解しましょう!!

民泊はまだ歴史の浅く、これからグングン伸びるビジネスです。そのため、民泊新法(住宅宿泊事業法)を理解することはとても重要です。法律を個人で読むのは難しいので、観光庁が出している民泊新法ガイドラインを参照されることをオススメします。

それでも難しいという場合には、民泊の専門家に聞くことをオススメします。民泊の専門家というとこの場合には、弊社のような住宅宿泊管理業者(民泊管理代行会社)に問い合わせをすることがオススメです。常になん百パターンもの民泊物件の開発から管理まで行っているのでノウハウが豊富です。

対策3: 合法の民泊仲介サイトを利用しましょう!!

合法の民泊仲介サイトを利用することは至極当たり前の話ですが、民泊新法が2018年6月15日に施行されてからは、民泊仲介サイト側も民泊物件の許可番号が無いとリスティングの掲載ができないようなシステムでの仕組みを整えています。ヤミ民泊のようなテロの犯罪に巻き込まれるような民泊物件は非合法的な海外サイトなどから宿泊予約を獲得している場合が多いです。合法的な民泊仲介サイト(住宅宿泊仲介業者)を知りたければ、観光庁のHPからでも閲覧できますし、仲介サイトのaboutページに許可番号が書いているので、そこを確かめた上でサイトを使うようにしましょう。

対策4: 実績のある清掃会社に清掃依頼しましょう!!

民泊物件の衛生状態が正常に保たれないことはゲストにとってもリスクですが、ホストにとってもよろしいことではありません。ほとんどの民泊管理会社は外部の清掃会社に清掃を外注することが多く、コミュニケーションが行き届かず、物件の清掃も間に合わないようなことも多く、悪い清掃サービスを行っています。実績のある清掃会社を活用し、細かいところまで清掃対応してくれるような清掃会社に業務を委託することで公衆衛生上のリスクは軽減できます。補足ですが、プレイズは民泊の管理だけでなく清掃業務も自社で保有しており、数多くの清掃実績があります。ご興味ありましたらプレイズの清掃サービスもご参照ください。

関連ページ:
プレイズの民泊清掃サービスについて

対策5: ハウスルールを共有してゲストにルールを守らせましょう!!

利用者であるゲストとの間に起こるトラブルの大半はコミュニケーション不足にあります。ほとんどの民泊は家主不在型で運用しているはずですので、必然的にゲストとのコミュニケーションの時間が少なくはるはずです。そのため、あらゆるポイントでハウスルールをゲストに見てもらう工夫が必要です。チャックイン前のゲストに事前にPDFでハウスルールを共有したり、ハウス内の壁に張り紙を貼りまくるなども有効な手段です。基本的にゲストは海外から日本にくる人が大半のため、たくさんコミュニケーションをとってお互いに理解を深めあうことは大切なリスクマネジメントです。

さいごに

民泊は簡単に始められる反面、トラブルが起こりやすい側面があります。民泊事業に参入する前に十分な情報収集をして、このような問題点・リスクを把握してルールを決めたり、注意書きを貼るなど、事前にこれらのリスクや問題点への対策を講じておくことが大切です。

株式会社プレイズは、住宅宿泊管理業者として数多くの民泊の開発・管理実績を保有しております。本記事で紹介したようなリスクに対して独自のソリューションを提案し、民泊を成功させてきました。これから民泊を始めたいけれど、何から手をつければいいかわからないという場合にはお気軽に弊社にご相談ください。